金融を学ぶ<Vol.2>
前回記事に引き続き、今回は金融の基礎的な部分プラスαを学んでいきます。
今回は、より金融の全体像を掴みやすくなるように、掘り下げていきますので、是非目を通してみてくださいね!
前回の記事を読んでいない方はこちらから。
金融と証券の関係性
前回記事では「金融」とは貸し借りの世界であり、私たちも実は日頃から「金融取引」を行っているというお話をしました。
例えば友人からお金を借りる場合も、借りた時点で「将来返済します」という契約を結んだことになる。というのが前回の基礎で「現在と将来」の時間軸の上でのお金のやり取りを「金融取引」と呼ぶということでした。
この「将来の返済を約束する」ことを「金融契約」と呼び、場合によっては「いつ?どのような形で返済するのか」といった借用証明書というものを借り手が発行します。そして一般的な借用証明書を規格化(条件付け)をしたものが今回お話しする「証券」です。
証券とはいったいどんなものなのか?
証券取引所という場所があるのはご存知だと思いますが、この取引所で扱っている商品が「証券」です。
一般的には売り買いというイメージが強いですが、基本的にはお金の貸し借り、つまり同じように「金融取引」が行われています。
そして貸し手と借り手(買い手と売り手)の間にあるのが「金融商品」
「金融商品」は貸し手(買い手)にとって将来の支払いを受ける義務を負うものですので、「金融資産」と呼ぶこともできます。
例として、個人が貸し手として利用可能な金融商品は以下。
・預金/貯金 <銀行 信用金庫 郵貯銀行>
・公社債/株式 <国 地方公共団体>
・投資信託 <企業 国>
・財形貯蓄 <銀行>
・保険/共済 <保険会社>
どの金融商品も「将来支払いを受ける」或いは「利益を見込んで資金を投入する」ことを見込んでする契約で、行動自体はどれも「金融投資」ということになりますが、預金や貯金はリスクを伴う可能性が低いため「貯蓄」に分類され、株式や外貨商品などはある程度のリスクを含んでいるため「投資」に分類されます。
投資の中でも「実物投資」と呼ばれるものは工場の設備であったり不動産を意味し、投資をする場合どのような働きかけで投資をするかによって意味合いが変わってきます。
色々なタイプが揃う証券
条件が規格化された借用証書を「証券」と呼ぶことを話しましたが、この一般的な「証券」には2つのタイプが存在しているので、説明していきたいと思います。
<負債型証券>
一つ目の証券タイプは「負債型証券」これは貸し借りにおいて一般的に多く用いられる証券で、借り手があらかじめ定めた金額を将来返済することを約束する証券のことを言います。
これには主に銀行に預ける定期預金、銀行が企業に貸す銀行貸出金、個人が借り入れる住宅ローン、企業が発行する社債、国が発行する国債などがあります。
<株式型証券>
2つ目の証券タイプは「株式型証券」です。
企業が発行する株式証券を購入することで、その資金は企業の運営に使用され、事業の発展に伴って発生した利益を「配当」という形で購入者に還元するというものです。
負債型証券との違いは、配当額や配当の有無は「あらかじめ定められていない 」という点で、配当はゼロでも受け入れる必要があります。
さらに、株式というものはもう一つ重要な特徴があります。株式購入に際し、自動的に「株主」ということになりますが、企業の意思決定を行う「株主総会」において株主は「議決権」を所有することができます。
そしてその企業の株式の半分以上を所有する株主は望むような議案を決定し、経営をコントロールすることができたりします。
今回はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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仮想通貨「NEM」マレーシアデジタルエコノミーコーポレーションと共栄の動き!
NEM Blockchainプラットフォームの創設者であるNem.io Foundationは、第1回NEM.io財団のリーダーシップ&戦略の一環として、マレーシアのデジタル経済を予測する主導機関であるマレーシアデジタル・エコノミー・コーポレーション(MDEC)を訪問しました。サミットは昨年8月21-25日に開催されました。
首脳会議では、成長と生態系開発の副大統領、ヒザム・アブドゥル・カディールがいた。彼は、次の大きなアイデアを開発するためにスタートアップを成長させる方法を提供するMalaysia Digital Hubイニシアチブについて話しました。NEMマレーシアはこの開発を支援するためにMDECグループと協力しました。
Hizamのチームのほかに、マレーシアのブロックチェーンと暗号化された通貨の開発を含め、フィンテック業界の発展について話し合ったFinancial Technology(FinTech)グループもいました。
NEM、マレーシアのBlockchain Centerを開始
NEM.io財団は、マレーシアのクアラルンプールにある10,000平方フィートの施設にNEMのブロックチェーンセンターを立ち上げました。
センターはアクセラレータ、インキュベータ、共同空間として機能します。
Blockchain GlobalのCEOであるSam Lee氏は次のように述べています。
「マレーシアの非営利団体のブロックチェーンセンターを開設することにより、Blockchain GlobalとNEMは、主流の技術革新と国際的な採用を促進するために、私たちの使命を追求することができます。私たちは、NEM.io Foundationと協力して誇りに思っています。私たちのブロックチェーン技術プラットフォームは、企業や組織の主流インフラストラクチャの将来標準であると考えています。
このセンターには、NEMプラットフォームの研究開発部門の本部であるNEM Blockchain Innovation Labもあります。
マレーシアのその他のデジタルイニシアチブ
パートナーシップの一環として、NEMは、マレーシア・デジタル・ハブの税免除、外国人のためのビザ、および民間部門および公共部門から業界の起業家への支援を提供する使命をサポートする。
MDECプログラムには以下のようなインセンティブが含まれています:
-
技術新興企業に対する法人税免除
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マレーシアに事業を設立または拡大したい個人のためにパスを発行するマレーシアの技術者起業家プログラム
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資金調達へのアクセス
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コーチングと指導
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ビジネスの低コスト
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高速ブロードバンド
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安定したビジネスフレンドリーな環境
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外国企業や投資家の所有権
MDECは、異なるグループをNEM.io財団のネットワークとテクノロジーに参加させ、マレーシア経済のためのエンタープライズソリューションを開発するためのファシリテーターとしての役割を果たす予定です。
マレーシアのデジタル技術のリーディング・エージェンシーは、マレーシアデジタル自由貿易ゾーン(DFTZ)にも取り組んでいます。MDECは、DFTZをインターネット経済と国境を越えた電子商取引の合流点と指数関数的な成長を利用するイニシアチブとして説明しました。
MDECは、グローバルな視点から、マレーシアが世界中のデジタル革命において重要な役割を担い、国に創造的なソリューションを開発したい企業からの参加を呼び込む責任を負います。
金融を学ぶ<Vol.1>
「お金もちになりたい!」という人は世の中多いと思います。
これはお金に苦労した経験がある方なら、尚更にもっている感情だと思います。
ですが、悲しいかなお金というのは待っていても来てくれませんし、増えてもくれません。
まずはお金の原点である「金融」について基礎を学んでみる。
お金の世界は「原理原則」の力が働いています。
ということで、今回は「金融」の基礎知識を見ていきましょう!
① 金融とは、どんな性質を持っているのか?
まずは「金融」が持つ基本的な性質について理解していきます。
金融とは読んで字の如く「金の融通」と表現されていて、融通とは「貸し借り」を意味します。
つまり金融とは「お金の貸し借り」を意味しているんですね。
あまり普段は馴染みのない話しのように思えますが、実は普通に生活している私たちはこの「金融」を知らずに行っています。
例えば急な出費が発生して、友人や家族から「お金の工面」をしてもらう時。これも立派な「金融取引」になります。
そして大多数の方が「銀行」にお金を預けていますが、「預金」という行為自体も銀行にお金を「預ける」というニュアンスですが、将来引き出す目的で預けているわけで、預けている期間は銀行が私たちのお金を運用しています。
つまりは預金行為は「銀行にお金を貸している」ことになります。ですんで、これも金融取引です。
② 貨幣がもつ基本的な特性とは?
次は普段私たちが使用している「貨幣」について。
現在日本で使われている現金は「貨幣と硬貨」です。正式には「現金通貨」と呼ばれています。紙幣や硬貨は「日本銀行」が発行して市場に流通させているもので、正式には「日本銀行券」と呼びます。
種類としては「1万円券・5千円券・2千円券・千円券」と、まるで商品券のようですが、明治時代には1円券も存在しています。現在は流通はしていませんが実際に使用することはできます。
そして貨幣や硬貨には「額面」と呼ばれる「価値」が付けられています。簡単に言えば「1万円券には1万円の価値がありますよ」と保証されているものです。
こういった通貨を「法貨」と呼び、日本国が法律上で強制的に価値を付与した通貨という位置付けで、第7条に「貨幣は額面価値の20倍までを限り、法貨とする」とされています。ですから、この法律が存在する限り、私たちは現金を額面通りの価値で使用することができるんです。
変な話、紙幣や硬貨の材料は「紙」と「金属」です。なので法的な力によってより多くの通貨が流通するように素材の価値よりも高い価値が付けられているわけです。
素材の価値よりも高い価値を持つ貨幣は「名目貨幣」と呼ばれ、素材価値と額面価値の差額「通貨発行益=シニョレッジ」という発行利益が存在しています。
③ 金融の基礎を支える機能その1「価値尺度」
普段生活する中で様々な「サービスやモノ」にお金を支払っていますが、一体どのようにしてその「価値」は決められているんでしょうか?
そこには貨幣による「価値尺度機能」というものが用いられています。
この価値尺度機能というものはモノやサービスなどの価値を「数量」で示す。というものです。「価値」という目に見えないものが明確化されることで、貨幣取引が活発になるという仕組みを作っています。
実際の価値尺度は市場の「相場」というものが存在しているので、細かく明示することはできませんが、例えば「金」を「価値基準」にして、相対的に他のサービスやモノの「価値」決めていくといった感じ。
貨幣はその役割を果たしていて「貨幣1枚につき、この製品を提供します」「貨幣10枚につき、このサービスを提供します」といったように、日常で「価値尺度機能」が働いています。
④ 金融の基礎を支える機能その1「価値貯蔵」
「価値貯蔵機能」とは貨幣が持つ特性の中で最も重要なものです。
貨幣とは持っているだけでは意味がありません。「消費を繰り返し、市場で潤滑に回る」ことによって大きくなっていくもので、その価値はある程度の普遍性を持っている必要があります。
話は変わりますが、大昔の取引は物々交換で行われていました。硬貨や紙幣を製造する能力が無かった時代、山の狩猟人と海の狩猟人でお互いに獲ってきた物を交換するというイメージです。
しかし生モノには「期限」が付き物で、腐った肉と新鮮な肉を交換してくれと言われても困ってしまいます。
そこで生み出されたものが「硬貨」や「紙幣」で、物理的には無くならないという「価値貯蔵機能」という付加価値が付いています。
この機能のおかげで、僕たちはいつでも「同じ価値」の硬貨や紙幣を使用することができるようになっています。
⑤ インフレとデフレについて
「今はデフレだから」とか「昔はインフレが続いて・・・」という話を聞いたことはありませんか?このインフレーションとデフレーションとは経済状況の指標です。
主には物価に対して例えられることが多いですが、基準となるのはあくまでも「貨幣価値」で、この貨幣価値が安定していない、つまりは変動している様子を表しています。
インフレーションは「物価に対して貨幣の価値が下がる状況」が続くことを意味していて、貨幣価値は変わらないのに、物価水準だけが上がっていくという状況。
逆に「貨幣価値に対して物価水準が下がっていくこと」をデフレーション。そしてどちらにも立場的にメリット・デメリットがあります。
例えば以下の例。
返済額固定の住宅ローンの場合、インフレーションが起きていると、決められた額を返済する借り手は得をするが、物価が上がっているのに一定の返済額しか受け取れない貸し手は損をする。デフレーションの場合にはこの逆が起こる
また消費者物価指数(CPI)という指標からもインフレ・デフレを読み解くことができます。今回はここまで。少しでも参考になれば幸いです!
ファイナンシャル・リテラシーの基礎
突然ですが。
ファイナンシャル・リテラシーという言葉を聞いたことはありますか?
お金についての話はしたくない?そんなこと言ってる場合じゃありませんよ。借金抱えて苦労したぼくが言うんです。本当に大事なお話しです。
ということで、今日は知識の一つとして知っておくと得することはあっても損はなし。更には10年先に差が出てくるようなお話「ファイナンシャル・リテラシー」についてさらっと話していきたいと思います。
ファイナンシャル・リテラシーとはなんぞや?
さてさて、社会生活を普通に営んでいれば、どこかで必ずお金がかかります。これは当たり前と言えば当たり前。避けては通れない道ですね。
まずは年金のお話しになりますが、従来の日本では会社組織で働くことにおいて「年金」とは「安心」としての柱的な意味合いを持ち、日本国民の多くはある程度、年金を充てにした雇用背景の中で終身雇用という形をとって生きてきました。
しかし2013年以降はいわゆる「確定給付年金」から「確定拠出型年金」へと年金制度はぬるりと移行を始めています。IDECOなんかがそうですね。
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この「確定拠出型年金」ですが、実は米国では既に導入されている制度であり、端的に粗々しく結論を言うと「老後の生活は個人で責任を持ってください」ということを意味になります。ちょっと不安になりそうな話ですが、これが事実なんですね。
建康で働けるうちは確かに問題ありませんよね。毎月給与を貰って生活に必要な家計を守っていけばいいことです。
しかし、ある程度の年齢(例えば60歳以降)で、身体を使って働くことが困難になった場合は結構きつくなってきます。
貯蓄をしっかりしていて、蓄えがある人はいいかもしれませんよね。
でも定年する前に貯金がない人はどうすればよいでしょうか?定年後にも身体を粉にして働き続ける必要がでてきます。そんな状態を少しでも避けるために最低限の「お金」に関する知識が必要になってきます。
そこで今回のお話「ファイナンシャル・リテラシー」なんですが、どういった意味なのかというと「お金を読み書きする能力」ということになります。
言葉だけ聞くと「???」ってなるかもしれませんが体系立てて言うと、「お金に関する流れを把握できる能力」もっと正確には「お金の流れについて理解し、適切な行動と決断ができる能力」ということです。
そして、いま現在で身の回りの「お金」に対して、管理する能力が備わっていると自覚があるのならファイナンシャル・リテラシーの基礎が出来ている状態だと言えます。(あくまで目安ですが)
この「ファイナンシャル・リテラシー」を身につけることは「年金制度の変更」はもちろんの事、将来のあらゆる経済的不安に対して大きな範囲で強い味方になってくれます。
「資産と負債」の関係を理解する
ファイナンシャル・リテラシーの核を掴む前に、まず理解しておきたいのが身の回りの状況について。
これには「資産と負債」という概念を使っていくと解りやすく状況を整理することができます。
試しに以下の科目を「資産」と「負債」に分けると・・・
<不動産><住宅><スキル><車><カードローン><株><著作権>
【資産】<不動産><スキル><株><著作権>
【負債】<カードローン><住宅><車>
と、上記のように分けることができます。
さらにここから見えてくるのが「お金の流れ」。
従来は一般的に資産と考えられてきた住宅や車も負債の欄に。
ここから見えてくるのが「もっているだけでお金を生むもの」が資産。「もっているだけでお金が出ていくもの」が負債というポイントです。
カードローンなどは当たり前ですが負債の項目になります。株や不動産は流動的と言えますが持っているだけでお金を生みますから資産になります。
そしてスキルなんかも資産のひとつです。
様々な仕事の技能や技術があれば、その力でお金を生むことができます。このように自分の身近な状況を見て「資産と負債」を正確に把握しておくことがファイナンシャル・リテラシーの第一歩。
ファイナンシャル・リテラシー能力を高める
「資産と負債」に関して理解が出来たら、もっと具体的にファイナンシャルリテラシーについて学んでいくステップ。基本的な内容は次の2つ。
「お金のフローを知ること」と「お金のフローを作ること」
フローとは「流れ」のことを意味します。
それなりに理解するまで少しの勉強を要しますが、その価値は何十倍にもなって自分自身に返ってきます。勉強している人としていない人では差が出る部分です。
簡単に、まずは身辺の経済状況を把握し、毎月の「収入と支出」をチェック。それぞれの項目が「資産」になるのか「負債」になるのかを仕分けます。
それによって自分の周りの「お金の流れ」が見えてきます。次に、節約する部分や他に回す部分など「やるべきこと」が見えてきます。
大きなところを変えていくことはすぐにはできませんから、小さな所から改善していくことで将来大きな実を摘むことができます。
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いますぐ旅に出たくなる!!名作旅映画を5選しました
こんばんわ!最近みなさん映画観てますか?
ぼくは最近新宿スワン2を見たんですが、浅野忠信がめちゃ役にはまってて一秒で惚れました(笑) 昔からホントに良い出汁出てるな~って。
今日の記事は「いますぐ旅に出たくなる!!名作旅映画を5選しました」ということで、誠に勝手ながら、独断と偏見とスパイシーミントを効かせた旅映画を5つチョイスしてみました☆
もし気になるタイトルがあったら、是非スターをつけた上、勢いで購入してくださいね!(笑)ってのはまぁ冗談ですが、一生懸命レビューしましたので、良かったら見ていってください!
- 世界の心理を探す旅に出た青年 「INTO THE WILD」
- 大人の自分探し 「食べて、祈って、恋をして」
- 青春映画の金字塔 「スタンド・バイ・ミー」
- 頑張る女性を応援します 「私に会うまでの1600キロ」
- 永遠のバイブル!! 「深夜特急」
- あとがき
世界の心理を探す旅に出た青年 「INTO THE WILD」
2007年公開のアメリカ映画。
原作は「ジャーナリスト」兼「登山家」兼「作家」っていうちょっと掛け持ちしすぎなんじゃねぇかって人「ジョン・クラカワー」さん。
1996年著作ノンフィクション作品「荒野へ」が題材になっていて、1992年にジョージア州に住む青年クリス・マッキャンドレスが放浪の末アラスカの奥地で死体となって発見されてしまったという実際にあった事件を元にした物語です。
- 作者: ジョンクラカワー,Jon Krakauer,佐宗鈴夫
- 出版社/メーカー: 集英社
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あらすじ
裕福な家庭に生まれ育ったクリス・マッキャンドレスはジョージア州にあるエモリ―大学を優秀な成績で卒業した。
両親は所謂「成金」で、クリスと妹に対して金でモノを言わせるタイプの人間。
幼い頃からそんな両親の接し方に嫌気が差していたクリスは、ハーバードのロースクールに進学する事を望んでいる両親の希望に背き、学資預金を全額寄付する。
世界の真理を解き明かすという思いを持って北の荒野「アラスカ」へと旅立った。
まずは自分の身分証を捨て「アレクサンダー・スーパートランプ」という新たな名を使い、遥か北を目指すクリス。
ヒッチハイクで陽気なヒッピー夫婦と出会い、穀物工場で旅の資金を稼ぐ。許可なしで川を下りメキシコへ行き再びアメリカへ。
いつものように荒野にキャンプを張ろうとするクリスに一人の老人が話しかける。
彼の名は「ロン・フリッツ」
身寄りがない一人暮らしの傍らで、革を彫る仕事をして生計を立てている。クリスは、一匹狼で頑固者だけど、心あるロンに魅かれ、一緒に仕事を手伝うことに。
孤独で頑固者なロンとの共同生活の中で、旅の目的や社会との関わり方など、色々な知恵を学びをクリスの心は成長していく。
アラスカの荒野に独り立ったクリス。
厳しさと豊かさが激しくぶつかり合う場所アラスカ。
クリスは旅の終焉で世界の真理と向かい合うことになる。
shota's Review
まずはクリスの行動力に脱帽と敬意を表します。
大学を優秀な成績で卒業しながらも、自分の中の知的好奇心に嘘をつけず家を飛び出したクリスですが、頭の良い人の考えることは予測できません(笑)
世界の真理を突き止めて一体どうするんだ!?って思っちゃいますが、旅はスマートに進んでいくので、一人旅の参考になります。2年も3年も旅をするなら途中でアルバイト先を見つけて働くのもアリですね!
大人の自分探し 「食べて、祈って、恋をして」
2010年公開のアメリカ映画。
原作はエリザベス・ギルバートの「食べて、祈って、恋をして」【女性が直面するあらゆること探求書】全世界累計700万部の大ベストセラー小説です
食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書 (RHブックス・プラス)
- 作者: エリザベスギルバート,那波かおり
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
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あらすじ
ライター業を生業にして、順風満帆な生活を送っていた主人公のリズ。
でも実際には、「傍から見れば」。そう思われる日々を過ごしていた。
今の夫との結婚生活は破たんしていて、離婚の手続きを進める中でストレスや悲しみから枕を濡らす日々を送っていた。
そんなある日ライターとして執筆した劇のひとつに、主演で抜擢されていた「デイビット」という青年に出会う。
ヒンズー教に精通していたデイビットの神秘的な印象に誘われたリズは交際することにするが、その恋も一時の箸休めにもならなかった。
再び悶々とした日々を過ごしてくリズ。
ふと、以前バリ島旅行に行ったときに出会ったある「占い師」の言葉を思い出した。
「君は再びこの地を訪れるだろう」
淀んだ気持ちをリセットし、かつての明るい自分を見つけるために、リズは独り旅に出ること決意。
まずはイタリアへ飛び、イタリア語を学ぶ。
次はヒンズー教の聖地インド。
旅先で様々な人と出会い、現地でのおいしい食事と笑顔ある優しい空間。
安らぎの時間を過ごすことで、次第に本来の明るさを取り戻していくリズ。
そして旅の終点にはあの「占い師」のもとを訪ねる為にバリに向かうことに。
占い師の元を訪ねる道の途中で、なんでなんで車との接触寸前事故に遭遇!
相手はダンディズムだけどチャラチャラしていて信用ならないような男。
名は「フェリペ」
なんの因果か解らず、ダンディズムでチャラチャラした男フェリペに、バリを案内されることになったリズ。
知れば知るほど意外にもロマンチストで気心優しいフェリペにリズの心は次第に溶けていくのだった。
しかし、過去の傷はまだ完全には癒えてはいなかった。
いざという場面でどうしても「怖気づいてしまう自分」がそこにはいたのだ。
リズのそんな些細な心の動きをフェリペもしっかりキャッチしていた。
彼女の心を癒してあげたい。フェリペは果敢にリズの元を訪れる。
「バランスが取れていないことも、バランスの内だよ」
「自分の素直な気持ちを怖れないで」
あの占い師は言う。
リズの心もまた動き始めていた。
shota’s Review
まぁジュリアロバーツが可愛いこと!
いくつになっても美人さんですな。
もちろん女優さんとしては「安定」の2文字。それしかありまへん。
てか、仕事ほっぽりだして半年間も自分探しの旅に出れるなら、是が非でも自分見つけてやる!ってなりますわ(笑)
そこは映画なんであれですが、心もリフレッシュできて、キュンとできて一石二鳥な作品です。
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青春映画の金字塔 「スタンド・バイ・ミー」
1986年公開のアメリカ映画。
原作はモダンホラー作家スティーブン・キングによる非ホラー短編集「恐怖の四季」【秋の物語 THE BODY】から
- 作者: スティーヴン・キング,Stephen King,山田順子
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あらすじ
小さな田舎町「キャッスルロック」に住む4人の少年たちが好奇心から”死体さがし”の旅に出る —
もうね、いきなりレビュー入っちゃいますけど、本作品の目玉は何と言っても少年時代にしか味わえないとってもフレッシュな青春感を追想できること!これでしょう。
いつも集まった秘密基地に、近所の個性的な人々(変な人含む)なにもかもが初体験で冒険心がくすぐられるシーンが満載です。
名作中の名作なので、特に説明は不要かと思います。 自分の心が最近荒んできたかなぁ~って時に観てみるとスッキリしちゃうかもしれません(笑)
劇中に流れるベン・E・キングの名曲「スタンド・バイ・ミー」も、この映画で一躍有名になりました。
ふと忘れた頃に見返すと、あら不思議。新鮮なんですよね。いやまじで。
スタンド・バイ・ミー コレクターズエディション [SPE BEST] [DVD]
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頑張る女性を応援します 「私に会うまでの1600キロ」
2014年に公開されたアメリカのドラマ映画。
原作は「シェリル・ストレイド」の自叙伝「Wild From Lost to Found on the Pacific Crest Trail」
主演の「リース・ウィザースプーン」「ローラ・ダーン」が第87回アカデミー賞にノミネートされた作品。
あらすじ
1995年。主人公の「シェリル」は離婚に次ぎ、最愛の母親の死を経験。
私生活も荒れ果て、ドラッグとセックス漬けの毎日を過ごしていた。
「今のままではいけない」
そんな彼女の人生を救ってくれたのは一つの「バックパック」だった。
彼女が自分へと課した試練。
それはアメリカ西海岸を「1600キロ」にかけて縦断する「パシフィック・クレスト・トレイル」という果てなき道の踏破。
誰にも頼らず25キロもするバックパックを背負っての女性一人旅を決意した。
テントも張れない。背負った荷物の分量も計算できない素人のシェリル。
でも気持ちだけは常に前を向いていた。
出発してから独り延々と山道をゆき、何度もアップダウンを繰り返しながら、足がへばるまで歩き続ける毎日。
挫けそうになりながらも自分の堕落した私生活、そして幼かった頃の思い出など、想い巡らせながら一歩一歩長き山道を歩き続ける。
旅の半分を終える頃。彼女はもう初級者を卒業していた。
親切なバックパッカーたちとの出会い。そして触れ合い。
大自然に囲まれて、彼女の心は次第に浄化されていった。
「きっとこの旅で何かを見つけられる」
シェリルの足は止まることはない。
秘話
原作者「シェリル・ストレイド本人」が立ち会って撮影されたこの映画。
その撮影の過酷さについて主演したウィザースプーンはこう語る。
「私が今まで制作に携わった映画の中でも、最も過酷な撮影を要した作品だった」
「もちろん撮影で、数千マイルを歩くという事はなかったけど、45ポンドの重さのバックパックを背負って丘を駆けあがるシーンを撮影した時、撮影クルーから『バックパックが重そうに見えないから、65ポンド(約30キロ)を背負って9回から10回、丘を駆けあがってください』と言われた。」
「昼食を摂る暇もなかったから、スナック菓子を食べていた。
お風呂に入る時間もなかった。
だけど、とても素晴らしい撮影であったことは確かで、撮影クルーをこんなに身近に感じたことはなかった」
永遠のバイブル!! 「深夜特急」
ひとり旅と言えば深夜特急。深夜特急と言えばひとりたび。
この名作を知らずに一人旅に出るなんて、愚の骨頂です。(はい、言いすぎです)
ぼくは昨年の暮れに「深夜特急」と出会い、大いなる影響を受けまして、次の週には旅に出かけました。
大沢たかおさんが通ったルートを辿ろうと「北京~香港~マカオ」まで列車で行ってまいりました!
下の画像は実際に大沢さんが通ったルートですね。
「香港」ー「マカオ」ー「バンコク」ー「ペナン」ー「シンガポール」ー「カルカッタ」ー「トルコ共和国」ー「黒海」ー「ロンドン」という道のりでした。
ぼくもシルクロードまで行きたかったんですが、資金も時間も足りずあえなく断念しました。残念無念。いつかまたお金を貯めてチャレンジしたい!ってかずっと旅したい(笑)
実際ここまでこの映画に影響されるとは思わなかったんですが「深夜特急」は今でも僕の中で旅の永遠バイブルになっています。
冒頭は東京のデザイン事務所で働く主人公が友達との何気ない会話の中で旅に出ることを宣言する所から始まります。
旅の出発地点が香港、ゴールがロンドンであることだけを告げて、到着できれば「電報」を送ることを約束します。
恋人役では「松島菜々子」さんも登場(いいですね~)
また、本編は3部作になっていて非常に長編ですので、腰を据えてゆっくり鑑賞されることをおすすめします。
旅好きな方、一人旅に出たいけど、どんな感じなのかわからなくて不安な方など、ご覧になってない方は是非おすすめしたい1本です!
こんなんも出てた(笑)
あとがき
はい!ということで、長々とお付き合い頂きましてありがとうございました!
5つの旅映画をご紹介してきましたが、みなさんの心にとまった作品はありましたでしょうか??
「旅」
いいですよね。
人って何かの変化が欲しい時にふと旅に出たりしませんか?
馴染みの場所から離れて、非日常感を感じるためだったり、新しいスタートに勢いをつけたいとき。はたまた悲しい辛い出来事を乗り越えるためだったり。
旅って狭い社会に生きるぼくらにとって、本当に刺激的なんですよね。
「見知らぬ土地」「見知らぬ人々」そんな触れ合いの中で、ちっぽけだったなぁーって。日頃は見落としていたものに出会う機会を与えてくれます。
不安と孤独と行動。動かなければ進まないし、なんも起こらんし、なんも発見できない。自分の足で進んでいくしか道はない。
自分を成長させることができるのも一人旅の魅力です。
気になった方は明日にでもバックパックにワクワクを詰め込んだら、ハチャメチャが押し寄せてきますから、是非一人旅実践してみてくださいね!